H2Databaseを追っかけていたりしたブログ

H2 database のリリースノートを読んだりとか。

Version 1.4.178 Beta (2014-05-02)

思ったより短い間隔でリリースされました。MVStoreとOSGi関連の修正が中心。

  • Issue 559: org.osgi.service.jdbcへの依存をオプションにする
  • ユーザがサポートされないデータベース設定の組み合わせを指定した場合のエラーメッセージの改善
  • MVStore: マルチスレッドモードでNullPointerExceptionやその他の例外が発生していた
  • MVStore: いくつかのデータベースファイルでフィルレートを記帳するためのバグによりコンパクト化が出来ていなかった。また、データベースのコンパクト化が非常に遅かった。これは改善されたが、このあたりの処理についてはなお改善が期待される。
    • Chunkという単位で管理されていて、その中の有効データの充足率=フィルレート
  • MVStore: 変更が記録されない揮発性のマップのサポート
  • MVStore mode: インメモリデータベースでもMVStoreを使用するようになった
  • サーバモードにて、データベースURLに";autocommit=false"を追加すると正しく動作はしているが、Connection.getAutoCommit()の返り値が正しくなかった。
  • Issue 561:OSGi: org.h2のインポートパッケージの宣言がversion 1.4を除外していた
    • 原文は"the import package declaration of org.h2 excluded version 1.4."
    • これ元のIssueのタイトルの方がわかりやすい。"H2 1.4 is using an invalid OSGi version import range"
    • H2 1.4が使用しているOSGi バージョンのインポートの範囲指定が不正
  • Issue 558: MVStoreでLOBを使用していてセッションのコミット時にNullPointerExceptionを起こす可能性がある(LobStorageMap.removeLob)
  • 誤解を減らすために、"h2.MAX_MEMORY_ROWS_DISTINCT"システムプロパティを削除。同様の指定であるMAX_MEMORY_ROWSが既にあるし、こちらのほうがよりよくドキュメント化されている
  • Issue 554: IFrame内でのWeb Consoleが完全にサポートされていなかった