H2 Version 1.2.139 (2010-07-10)
出ました。
今回は、ODBCに絡んだ修正がちょっと目新しい感じでした。いくつか気になったものだけ。
- Luceneを使用した全文検索が一部のファイルシステム(splitやniomapped)で動作しない不具合の修正。
- h2.optimizeOrを有効にした上で、多くのorを含むSQLでUnsupportedOperationExceptionが投げられるケースがあるのを修正。"select 1 from (select 2 from dual) union select 3 from dual" が次のようにパースされる。 "select 1 from ((select 2 from dual) union select 3 from dual)". → 微妙....
- ANALYZEでの使用メモリが減った
- クエリキャッシュの実装。SQLとパラメータが完全一致し、SQLにUNION/FOR UPDATEが含まれていないSELECT文のみキャッシュされる。h2.commandCacheSizeを0以上に設定する事で有効化される。が、デフォルトでこの機能を有効化する予定はない。
- DROP TABLEで、CASCADE,RESTRICTがサポートされた。
- ALTER SCHEMA xxxx RENAME TO yyyyがサポートされた
- 新しいシステムプロパティ: h2.dropRestrict(デフォルトはfalse)。TABLEやVIEWがDROPされるときに、デフォルトでRESTRICTになるか、CASCADEになるかを指定ができる(false:CASCADE true:RESTRICT)。1.3.xでは、trueがデフォルトになる
等等。